筋膜の学習

これであなたも筋膜通『筋膜展開』

皆さんは『筋膜展開:Myofascial Expansions』という言葉をご存知でしょうか?

筋膜展開は,骨格筋,腱または腱膜筋膜に挿入する腱から生じる各接続を指します.

この図のように,上腕二頭筋腱膜(上腕二頭筋から派生する腱膜)は前腕筋膜に結合する.

これらの展開は,解剖学的な破格と考えられたが,すべての検体にて一定して存在することが発見された(Stecco 2010).また,Eamesら(2007)は,これらの展開が腱を安定させ,腱付着部付近の動きを減らし,骨挿入部にかかるストレスを軽減させていると述べた.Luigi Stecco(1990)は運動の際に起こる筋膜の選択的伸張(ストレッチング)を可能にしていると述べた.

四肢には,腱膜筋膜と筋外膜の筋膜が平衡に配列している.腱膜筋膜は上肢のすべての筋を覆い,上腕二頭筋は,筋に付着している筋外膜(epimysialfascia)によって包まれている.腱膜筋膜と筋外膜との間には,2つの筋膜の自律性を可能にする疎性結合組織がある.これらの2つの筋膜は,筋筋膜の付着点のみに結合する.
例えば,上腕二頭筋は,より小さな平坦な腱(二頭筋腱膜と呼ばれる筋膜展開)によって前腕筋膜と橈骨の末端(上腕二頭筋腱)に挿入される.

筋収縮が起こると,筋収縮は骨を動かすだけではなく,筋膜展開によって深筋膜も伸張する.深筋膜の特定の部分で起こる反復性の伸張は力線に沿ってコラーゲン線維の配列を伸張させる.
筋膜展開は,筋膜と筋の間の相互的なフィードバックを可能にする.筋膜はその展開によって,筋から生じる伸張力を知覚し,この張力は筋膜によって距離や関節を超えて伝搬する.したがって,遠位の筋は,この筋膜展開を通じて,筋膜の筋紡錘を活性化させ,近位筋の収縮状態を知らせる.

 

Kazu
この記事を書いた人

《資格》 Advanced diploma of Physical Therapist (理学療法士:高度専門士) Certificated physical therapist in Orthopa ...

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