涼しくなり、だいぶ過ごしやすい気候になってきましたね.
季節の変わり目というのは、体調も変化しやすい季節でもあります.
特に,暖房を使うような季節では,気が付かないうちに身体が乾燥傾向になってしまいます.
筋膜の機能を維持するためには「脱水」には注意が必要です.
筋膜は3層構造となっており,その筋膜と筋膜のすべりに影響を与えるとされているヒアルロン酸.
ヒアルロン酸は筋膜と筋膜の間に豊富に存在します.
本来,ヒアルロン酸はサラサラの性質であります.
しかしながら,体内が『酸性』の傾向になってしまうことで,そのヒアルロン酸はサラサラからベトベトの性質に変化してしまいます.
酸性に傾く原因には色々とありますが,その中の原因として
『体内の脱水』
これも,筋膜の機能を低下させてしまう原因の1つなのです.
筋膜と体内の水分量との関係はまだまだ研究段階ではありますが
水分摂取が足りていない状態では、カラダも硬くなってしまう場合が非常に多いです.
人間の体内では成人では体重の70%必要とされています.
体内の水分量が保たれていると,体内はアルカリ化へと傾き,身体環境は良好になります.
しかし,水分が足りていない状態ですと,これはヒアルロン酸を含めて,体内の環境が酸性に傾いてしまうために,身体の組織が固くなってしまい身体環境が不良になると考えられています.
ですから,普段からこまめに【水分補給】をしておき,身体をアルカリ化にしておくことも
筋膜の健康,更には筋膜が包み込む【内臓】や【筋肉】の状態を良好に保つ意味では必要な要素と言えます.
そして,体内の水分が不足した状態は,腎臓(じんぞう)に負担がかかります.
腎臓は体内の水分のバランスを保つ働きがあるため,水分が不足するとたくさんの老廃物を少ない排尿で排出しなければならなくなります.
また,心臓(しんぞう)や血管(けっかん)にも多大な負担を掛けることになります.
心臓や血管内にある血液は水分です.体内の水分量が減ってしまうと,徐々に血液も粘性【ベトベト】の状態となってしまい.血管を送り出すポンプの役割をする心臓もネバネバした血管を全身に送らなければならなくなるために心臓にもかなりの負担がかかってしまいます.
水分が失われることで,知らない間に長期的に内臓にも負担をかけてしまいます.
負担の掛けられた内臓は必要以上の力が必要となり,次第に過用症候群となり,内臓を包む筋膜に影響を起こしてしまいます.
内臓を包んでいる筋膜は肋骨や体幹の筋と接続しているために,めぐりめぐって四肢の筋肉や関節の症状を出現させてしまいまいます.
我々が行う筋膜調整や筋膜調整の体操の際にも
硬い部分に熱が加わるまでしっかりとほぐしたり,全身の発汗運動を行うため
一時的に炎症が起きます.
そのため,施術後や運動後には水分も補給していただくように指導しております.
治療や運動の効果を維持するためにも,水分補給は必須です.
水分補給について
水分補給では以下の飲料をおすすめしております.
① 水
②ノンカフェインのお茶
そして以下の水分はおすすめしておりません
①コーヒー
②カフェインが入ったお茶
③アルコール
④100%果実ジュース
オススメをしていない飲料には
利尿作用
があるため,水分補給と同時に尿として排出をされてしまいます.
そのため,たくさん飲んでいると思いきや,たくさん排出されてしまう恐れがあります.
また,100%果汁ジュースでは,糖分がとてもたくさん入っているため,多量摂取により糖尿の恐れがあるからです.
身体環境を整えるためにも,水分補給をすることをおすすめします!
喉が渇き始める前に水分補給をお願いします!
一日に最低でも2リットルは補給しましょう!
まとめ
以上,筋膜と水分補給の重要性についてでした!
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この記事を書いた人
《資格》 Advanced diploma of Physical Therapist (理学療法士:高度専門士) Certificated physical therapist in Orthopa ...
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