筋膜の学習

筋膜のトラブルが引き起こす症状

あなたの身近なその悩みも、筋膜が原因になっているかも?

 

筋膜は全身を包んでおり、一部が硬くなり滑りが悪くなっていると、体の様々な部分に痛みが出たり、可動域が狭くなったり、しびれが出たりすることは、以前のコラムでもお伝えしました。

 

でも実は、筋膜が硬くなっていることによって引き起こされる症状って、「痛み」や「可動域制限」だけじゃないんです!

今回は、他にどんな症状が起こる可能性があるのかご紹介したいと思います。

 

筋膜により引き起こされる体の不調

筋膜は、浅筋膜・深筋膜によって全身を包んでおり、さらに、臓側筋膜(胃や腸など一つ一つの臓器を包んでいる膜)や壁側筋膜(複数の臓器全体を包んでいる膜)を通して内臓など体の様々な組織とも繋がっています。

 

筋膜が硬くなると筋や関節が動きにくくなるのと同じように、筋膜と繋がっている内臓の動きも悪くなり、働きが鈍くなってしまいます。そのため、内部疾患を含め様々な症状が現れます。

 

例えば、喉や胸のしこり感、圧迫感や閉塞感、呼吸困難感、風邪は治っているのにいつまでも続く咳などの呼吸器症状。

 

食事の時の飲み込みづらさ、胸焼け、繰り返される逆流性食道炎、腹部膨満感、便秘や下痢などの消化器症状。

 

高血圧、不整脈、静脈うっ血、むくみなどの循環器症状。

 

膀胱の膨満感、膀胱炎など泌尿器症状。

 

月経困難症など・・・

 

このように様々な問題が出てきます。これらの症状は一例であり、本当に様々な症状を引き起こす可能性があるんです。

 

もちろん、筋膜が硬くなっていることが、これらの症状の全ての原因ではありません。

器質的に問題がある場合は、それぞれの疾患に対する治療が必要になりますので、医師の診察を受け、適切な治療を受けるようにしてください。

 

ですが、病院に行って検査をしてもらっても特に異常が見つからなかった場合や、同じような症状が繰り返される場合などは、もしかしたら、関係する筋膜の硬さがそれらの症状をひどくさせている場合があるため、適切な筋膜のケアをすることで、症状が軽減する場合があります。

 

先日、頚部痛があり来院された方で、呼吸器の症状をお持ちの方がいらっしゃいました。以前に肺炎にかかって以降、肺炎は完治しているものの、ずっと喉の閉塞感が続き、常に咳が出ていて、朝方になると特に咳がひどく吐き戻し感があるほどでした。筋膜への介入を行ったところ、1回の治療で頚部の痛みが軽減されただけでなく、常に続いていた咳が減り、朝方にひどくなる咳も落ち着き吐き戻し感もほとんどなくなりました。

 

実際に、器質的な問題がある場合は医師の診察、治療が必要になりますので必ず受診するようにしてください。

検査の結果特に異常が見つからなかった場合などは、もしかしたら筋膜が硬くなっていることにより症状が引き起こされている可能性もあります。また、器質的な問題がある場合でも、筋膜の硬さによって、それらの症状をより強めている場合もあるので、筋膜のケアにより、症状を和らげることができるかもしれません。もし、お困りの症状があるようでしたら、一度筋膜の専門家に相談してみてはいかがでしょうか?

 

Wakana
この記事を書いた人

プロフィール 名前:Wakana Ishikawa 経歴:2011年理学療法士免許取得。都内の総合病院に勤務。 2016年Fascial manipulation® Level1 修了 Fascial ...

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